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2011/07/29 (Fri) NEVER GIVE APPLE 5

harecafe6
朝は掃除。
一宿一飯の恩返しは、まずはこれから。
なんだかお遍路モードだ。


ラジオ体操を皆でやる。
第2までやったが、ほとんど忘れていた。


朝食。
凄まじいボリュームだった。
ごはんにおかずにすいとんにパン・・・。
半分くらいしか食いきれない。

ゆっこばあちゃんという人を中心に作ってくれているが、料理はどれも美味い。

そういえば、サダルスウドB君が
「もうお腹一杯です!」ってギブアップしたところ、
「そんなことねえ!」と、ばあちゃんに即答で否定されていた。

自分のお腹一杯判断を他人に否定されるなんて、なかなか無い経験だ。


食後のコーヒーは、私の出番。
一杯ずつ、丁寧に淹れさせてもらいました。


ここの避難所には、佐藤のおばちゃんという、とてもオシャレで頭の回転の速い方がいる。
前日、泊まることが決まったときに、
「朝食の後はみんなでコーヒー飲むんだよ。インスタントだけどね~」
なんてことを言っていた。

(これは俺へのアシストだな・・・。)
すぐにピンと来た。
で、昨夜のうちに準備しておいた。

案の定、朝食を食べ終わったころに、
「コーヒーが飲みたいねえ」
なんて言ってくれる。

私が「用意はできてるよ」と言うと、
「さすがだねえ~」と持ち上げてくれる。

コーヒーを淹れると、
「美味しい、美味しい」と飲んでくれる。

一生懸命、私がここに来た意味を持たせようとしてくれている。
なんて心遣いだろう。

これがついこのあいだ、家族を失った人の姿なのだ。


harecafe7
佐藤のおばちゃんは、震災後に黄色い布切れを集めた。
色々メッセージを書いてもらっては、それを飾っている。
感謝の気持ちを込めて。

コミュニティセンターの前には桜の木がある。
花見もしたとのことだが、緑が芽吹く頃になって、ようやく季節の移り変わりを感じ取ることができたという。

今回の件で、
「今日しかない。明日は無いということが分かった」と言う。
「たくわえはいらない。今日全てを出し切った方が良い」と。

だから毎日一張羅を着ている。
とてもお洒落だ。




ゆっこばあちゃんは、自分が作った食事をみんなが食べている様子を、いつもニコニコ見ている。

ここの避難所に来て、5キロ太ったと言っては笑っている。
支援物資で太ったと。

「ここへ来て私は本当に幸せだ」としみじみ言っていた。
しかし、この方は震災で夫と家をなくしている。



ここの責任者、我々を受け入れてくれた区長も、明るい。
しかし別の人に話を聞いたところ、皆に支援物資が行き渡るよう奔走し、かなり痩せてしまったという。
「尻理論」の参謀長も、働かなくていい立場なのに瓦礫撤去の陣頭指揮をしている。


みんなそれぞれ、全力だ。



名残惜しいが、今日の目的を果たさないといけないので、ここを後にした。
harecafe4



今回は、ボランティアではなかったような気がする。
支援のつもりが、支援されて帰ってきた。


ボランティアに行った芸能人が、
「被災地で元気をもらってきました」
なんて話はよくあるが、ホントそんな感じだ。


善意を届ける為に行ったのだが、逆にその数倍の善意でもって迎えられてしまった。
私たちが行く前から、このような循環がずっと行われてきたのだろう。
被災者同士の間で。被災者と支援者の間で。

映画「ペイフォワード」を見た人なら分かるとおもうが、この流れが、ものすごい密度で行われている。

1の善意が2の善意になって返ってくる。
そしたら今度は3の善意でお返しをする。

そのような流れが、どんどんここの人達を、ここに訪れた人達を元気にさせているのかもしれない。


善意と善意のやりとり。
これはボランティアではなく、ただの人付き合いと言うべきものだ。
支援する側とされる側という関係性ではない。

対等で良質な人付き合い。
少なくともここの方達は、それを求めているような気がする。
これから仮設住宅に入って、人付き合いが希薄になるとしたら尚更だ。



今回、コーヒー・歌・囲碁・カキ氷・流し素麺と、色々ひっさげて行ったが、そんなのはきっかけに過ぎなかった。
必要不可欠なものではなかった。


「観光とは光を観ると書く」とは私のお気に入りのフレーズだが、この地の光は超ド級だ。
物凄い光が、この地では育っている。

観光でいいから、多くの人にこの地を訪れてもらいたいと思う。
現状の瓦礫の山を見て、そこから力強く立ち上がって行く人の姿を見て、元気にならないワケがない。

そして、きっかけは何でもいい。
美味しいお菓子を持って行くでもいいし、瓦礫撤去のボランティアでもいい。
話を聞きに行くだけでもいい。

ここのペイフォワードの流れを保つ為に、こちらの人と善意で繋がる縁を持てたら、それでいいと思う。

ただの人付き合い。
特殊なスキルは何もいらない。
これなら誰にでもできる。


もちろん、ここの避難所が特殊な例ではあるかもしれない。
全く事情の異なる場所もあるだろう。

しかし、この地を訪れてみて感じた正直なところは、そんな感じだった。



あとちょっと続く・・

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「そんなことねえ!」って言葉にものすごい愛情を感じました。
かっこいい!そんな風に言い切れる人になりたい!
あと、毎日めいっぱいのおしゃれをされているのも、すごく素敵。
目標ができました。

2011/08/01 23:04 | 96ゆーじ&ありさ [ 編集 ]


 

そうなんすよ。
田舎のじーちゃんばーちゃんは、ただでさえかっこいいのに、ここの地域の方々は、突き抜けてましたよ。

2011/08/02 23:09 | いちかわ [ 編集 ]


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